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G.Xu*; 熊丸 博滋; 田坂 完二
JAERI-M 89-178, 35 Pages, 1989/11
原研の単一燃料棒実験装置において、再冠水実験を行った。主なパラメータは、再冠水速度、初期表面温度及び線出力である。実験は全て1MPaで行った。また、全て飽和水を注入した。実験は、0.01~0.18m/sの再冠水速度、677K~903Kの初期表面温度、及び0~2.712kW/mの線出力をカバーしている。実験では、クエンチ速度と再冠水速度の比が0.204より0.744まで変化した。高再冠水速度実験の結果は、蒸気流中にかなりの量のエントレインメント液体が存在していることを示した。クエンチ温度は、633Kより708Kまで変化し、その変化は狭い範囲、約75K以内であった。また、実験結果は、低再冠水速度及び低線出力で得られたデータを除けば、同じLo(クエンチフロントよりの距離)の値に対して、膜沸騰熱伝達係数は狭い範囲で変化することを示した。
金子 義彦; 安田 秀志; 秋濃 藤義; 竹内 素允
JAERI-M 8846, 21 Pages, 1980/05
高温ガス実験炉の炉心設計に関する精度実証に寄与することを目的として、単一燃料棒昇温装置を使用して、SHE-14炉心において、単一本の被覆粒子燃料棒の温度上昇に伴う反応度の減少量を測定した。この被覆粒子燃料棒は4%の濃縮ウランを使用した高温ガス実験炉用の被覆粒子ウランペレットを石英管に装填したものであって、炉心中心軸に貫通して挿入した。単一燃料棒の温度上昇に伴う反応度の減少量から、同一系状の黒鉛棒の温度上昇に伴う反応度の減少量をさし引いた量は、ドップラー効果により増加したUの共鳴吸収にのみ原因すると解釈することが出来る。この測定結果は、ENDF/B-3の共鳴パラメータを使用して評価したの実効共鳴積分の増加量のみを考慮した摂動論による計算結果と極めて良く一致した。したがって、被覆粒子燃料を使用してた高温ガス実験炉のドップラー反応度係数は、上記の核データ・手法により可成り良い精度で評価し得るという実験的根拠を得た。
中野 正文
Journal of Nuclear Science and Technology, 14(6), p.457 - 459, 1977/06
被引用回数:1単一制御棒実験の組合せから複数本制御棒の反応度価値を実験的に求める方法を提案した。本方法では各制御棒の反応度価値への寄与を単一制御棒反応度価値をもとに、その値に対して他の制御棒挿入による干渉の効果を補正して求める。補正係数は個々の制御棒挿入による補正係数の積であらわされ、それぞれは単一制御棒挿入体系と基準体系におけるサンプル反応度価値の比から得られる。 原型炉級の高速炉体系をモデルに種々の制御棒パターン(最高4本までの制御棒、干渉効果+10%~-20%)について本方法の妥当性を検討した。数値実験の結果、本方法による反応度推定誤差は最大1%程度であり、複数本制御棒反応度価値の「実験値」を求めるのに有効な方法であることが分った。 さらに、上記の考えをもとに、2本制御棒の干渉に関して相反関係が成立することを示し、この関係を数値的に確かめた。
中野 正文
JAERI-M 6504, 12 Pages, 1976/03
単一制御棒実験の組合せから任意の複数制御棒の反応度価値を実験的に求める方法を提案する。本方法では各制御棒の反応度価値への寄与を単一制御棒反応度価値をもとにその値に対して他の制御棒挿入による干渉の効果を補正して求める。補正係数は個々の制御棒挿入による補正係数の積で表わせ、それぞれは単一制御棒挿入体系と基準体系におけるサンプル反応度価値の比の平方根から得られる。原型炉級の高速炉体系をモデルに種々に制御棒パターンについて本方法の妥当性を検討した。取扱ったのは最高4までの制御棒反応度価値で干渉効果は約+10~20%であった。数値実験の結果、本方法による反応度価値の推定値の誤差は最大1.4%程度であり、単一制御棒実験に基づく本方法は複数本制御棒反応度価値の「実験値」を求めるのに有効な方法であることが分かった。